過敏性腸症候群 大腸内視鏡検査 消化器 函館美原

高血圧治療ガイドラインについて
 5年ぶりに高血圧学会から高血圧治療のガイドラインが示されました。
 ガイドラインは診療にあたる医師向けのものですが、一般の方も知っておいて良い内容が含まれていますのでポイントを説明します。

 @心血管病の危険因子(喫煙、脂質代謝異常、糖尿病など)が加わると高血圧治療を厳格に行わなければなりませんが、今回の改訂では危険因子にメタボリックシンドロームが追加されました。

 A糖尿病を合併している場合は、心血管病の発症リスクが高まるので生活習慣病の修正
とともに直ちに降圧治療を開始し、血圧を130/80未満まで下げることが大切です。

 B慢性腎臓病を合併している場合にも、心血管病のリスクが高まるので早期発見が大切で、血圧を130/80未満まで下げると、腎臓障害の進展や心血管病の発症を阻止することができます。

 C心筋梗塞を発症するとその後もハイリスクの状態が続くので、心筋梗塞後の降圧治療は、血圧を130/80未満まで下げることが大切です。

 D血圧が130〜139/85〜89は、高血圧の前段階ですが、糖尿病や慢性腎臓病を
合併していたり、心筋梗塞後は降圧薬の内服が必要です。

 E高齢者(65歳以上)の高血圧は、臓器障害に注意しながら慎重に時間をかけて降圧することが重要で、いずれの年齢層でも140/90未満の降圧により予後の改善が期待されます。

 F家庭血圧の降圧目標は診察室血圧よりやや低めに設定され、家庭血圧測定の意義が強調されました。

 気になる方は一度、医師の診察を受けてみてはいかがでしょう?

循環器科 : 能戸 徹哉
「青いポスト」2009年3月17日号 掲載

     

Copyright (C) 2005 hakodate kyouritsu Medical.Corporation. All Rights Reserved.